「執着 生きづらさの正体」香山リカ著

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 人間は、挫折や失敗をきっかけに「これをどうしても手に入れたい」とこだわるようになり、「それができなければ生きている意味がない」と思いつめ、結果的に極端な行動に走ってしまうことがある。そのこだわり、思いつめる気持ちこそが「執着」。人生を息苦しくしたり、ゆがめたりする「執着」という心の働きを分析し、その解決法を探る心理学エッセー。

 父親の事故死が引き金になり「一度なくしたものや機会は二度と手に入らない」との思いにとらわれ、息子に関わるものは靴下1足でも捨てられなくなった女性や、若さや美に執着する美魔女志願者、そしてストーカーまで。多くのエピソードを交えながら「執着」という心の闇に迫る。(集英社 1200円+税)


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