「小説 新聞社販売局」幸田泉著

公開日: 更新日:

 大和新聞社の記者・神田亮一は編集局長の古石に疎まれて、37歳で販売局に異動となった。くさっている神田に、担当員になれという追い打ちが。担当員とは新聞販売店を任せる人材を探し、その新店主を育てる仕事だ。販売店に挨拶まわりをしていたら、そのうちの一店が入金拒否をするというトラブルが発生。販売店には新聞社から実際の購読者の数よりかなり多い部数が送られるが、余った分の代金300万円は払わないというのだ。上司に相談したら、その分はお前が立て替えろという。どうも前任者が変な工作をしているらしい。

 全国紙社会部や販売局を経験した著者が新聞社の闇を描くリアル小説。(講談社 1500円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット