「十津川警部 北陸新幹線殺人事件」西村京太郎著
鉄道雑誌の記者・伊東は、開業する北陸新幹線を取材するため徹夜で並んで一番列車の座席を予約する。直後に声をかけてきた男に頼まれ、確保したグリーン車の1Bの席を彼のグランクラスの席と交換する。当日、なぜか1Bは金沢まで空席だった。
夕方、伊東は一番列車の車内で殺人事件が起きていたことを知る。被害者はグリーン車の1Aの席の客だった。帰京後、伊東の身辺で不可解な出来事が頻発。
一方、中学生の不審死事件を捜査する刑事の十津川は、被害者が死の前日に伊東と接触していたことを知る。伊東が殺人の起きた新幹線に乗っていたことを知った十津川は2つの事件の関係を疑う。
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