「封印された日本の村」歴史ミステリー研究会編

公開日: 更新日:

 さまざまな理由で人が去ってしまった「廃村」や「廃虚」を訪ね歩く紀行リポート。

 かつて村に通じる道路が引かれておらず、交通手段は船だけだったことから“海賊村”と呼ばれた新潟県の「角海浜」や、足尾鉱毒事件の反対運動に立ち上がった農民たちの口を封じるために権力によって遊水地を造る名目で廃村に追い込まれた栃木県「谷中村」、都心から気軽に行ける廃村として見学者が絶えない奥多摩山中の「峰集落」、そして人々がケーブルカーで行き来していたため道路がなく、解体されないまま山中に取り残された兵庫県「摩耶観光ホテル」など。現地を歩き、現在の写真とともにそれぞれの廃村・廃虚にまつわる物語を紹介。(彩図社 619円+税)



【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」