「飛鳥Ⅱの身代金」西村京太郎著

公開日: 更新日:

 公安調査庁が飛鳥Ⅱをターゲットにした事件の計画を通信傍受。情報の信ぴょう性は5%だが、念のため警視庁捜査1課の十津川と亀井、さらに十津川の妻・直子が8泊9日の国内クルーズに客を装って乗船し、警備にあたる。神戸を出港した飛鳥Ⅱは宮古に寄港。オプショナルツアーで三陸鉄道北リアス線に乗りに行った乗客ら13人が船に戻れなくなり、次の寄港地・函館で合流することになった。13人には直子も含まれていた。しかし、天候不良で24時間遅れて函館に到着した飛鳥Ⅱは、港に立ち寄らず津軽海峡を日本海に向けて航行。船長によると、船に爆薬を仕掛けた犯人からの指示だという。

 豪華客船を舞台に描く旅情ミステリー。(文藝春秋 820円+税)


【連載】新書あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」