「世界のへんな肉」白石あづさ氏

公開日: 更新日:

「国や宗教によって食べていい肉、食べてはいけない肉が決まっていますが、実は抜け道があるんです。たとえばインドでは牛は禁止ですが、水牛は悪魔の使いだから食べてよいらしく、水牛カレーが人気でした。お酒が禁止のイランでは各家庭で密造酒を造り、家の中に隠したパラボラアンテナでトルコのお色気番組を傍受してエロも堪能していました(笑い)。物事には抜け道があって、上手に楽しんでいる。これぞ世界の生きる知恵ですね」

 ガゼルやインパラ、アルマジロ、トナカイ、バファローなど著者が食べ尽くした19の“ヘンな肉”を紙面でたっぷり召し上がれ。(新潮社 1200円+税)

▽日本大学芸術学部卒。地域紙の記者を経て約3年間の世界放浪へと旅立つ。現在はフリーライターとして旅行雑誌などに執筆。著書に「世界のへんなおじさん」。

【連載】著者インタビュー

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方