「罠に落ちろ」藤田宜永著

公開日: 更新日:

 探偵の影乃はジャズシンガーの谷内恵理に頼まれて、蔵主グループの会長、蔵主喜一郎の家に窃盗に入ろうとしていた恵理の父親を止めようとしたが、父親は殺されていた。影乃が蔵主邸に向かうと、そこには同業の探偵、唐渡美知子がいた。美知子は喜一郎の行方不明の長男、清太郎を捜すように依頼されていたのだ。邸内に忍び込んでいた窃盗グループのボスはピストルで自殺したが、どうやらこの窃盗事件は仕組まれたものらしい。影乃は相棒の雪永とともに、蔵主家の家庭内トラブルや経営陣の内紛に巻き込まれていく。

 80年代の東京を舞台に、「影の探偵」コンビが復活するハードボイルド・ミステリー。

(徳間書店 1900円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる