「ミステリークロック」貴志祐介著

公開日: 更新日:

 美人ミステリー作家、森怜子の山荘で、作家生活30周年の晩さん会が開かれた。

 招かれたのはミステリー作家、編集者、元夫の内科医、俳優、弁護士など。広間は、高さ2メートル超のグランドファーザークロック、電波時計など時計だらけ。怜子が2階で明朝締め切りの原稿を執筆する間、夫の時実玄輝が、ムーブメント不明のミステリークロックなど怜子の豪華な時計コレクションを客に披露した。1時間後、時実に言われて様子を見に行った秘書が怜子の死体を発見する。山荘は指紋認証錠で守られた密室だ。時実は「この中に殺人犯がいる」と客に猟銃を向けた。(表題作)

 防犯探偵、榎本径が4つの密室の謎を解く。(KADOKAWA 1700円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる