「はじめてのトライアスロン」倉阪鬼一郎著

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 46歳まで運動経験は皆無、52歳までカナヅチだった作家によるトライアスロンの勧め。

 トライアスロンを過酷な競技と感じるのは、スイム(水泳)3.8キロ、バイク(自転車)180キロ、そして42.195キロのランで競う鉄人レースを思い浮かべるから。スイム1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロのオリンピックディスタンスならハーフマラソンと同程度のダメージだという。

 ほかにも、さまざまな距離の大会があり、しかるべきトレーニングを積めばトライアスロンは誰でも完走でき、生涯楽しめるスポーツだという。

 自身がトライアスロンを始めた経緯から、大会体験リポートやスタートラインに立つまでの準備まで。最底辺から、大会常連者になるまで極めた著者の体験的入門書。

(幻冬舎 1034円)

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