「ペアレントクラシー」志水宏吉著

公開日: 更新日:

 親ガチャという言葉が流行するように、子供たちが生まれ育つ家庭環境に格差が広がり、二極化しつつある。こうした「家庭の富と親の願望が子供の将来や人生に大きな影響を及ぼす社会」をペアレントクラシーと呼ぶという。明治維新によってアリストクラシー(身分社会)から、「個人の能力と努力で人生は開かれていく」を理念とするメリトクラシー(業績社会)へと転換した日本社会は今、ペアレントクラシーに移行しつつある。

 一方で、ペアレントクラシーは前近代社会のような不平等と差別に満ちた社会に成り下がる危険性をはらんでいる。

 当事者である子供、保護者、学校・教師、そして教育行政の各視点からペアレントクラシーの実態を読み解き、教育の在り方を問うテキスト。

(朝日新聞出版 891円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  4. 4

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  5. 5

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  1. 6

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  5. 10

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり