(30)いったいあんたらは何者なんだ
「来たようですね」
秋元が永山の方を振り返った。
「十一時半か」
永山が腕時計に目を落としてつぶやいた。
「どうします」
「待ってもらうしかないな」
「いったいなにをしようというの」
朱里がまだ事態がのみ込めていないのか、永山の腕に…
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