「強いヤツが偉い」高1でテングになった杉村太蔵のテニス部時代

公開日: 更新日:

 テングになっちゃったわけだ。ただ、口先ばかりではなかった。下宿に一人暮らしテニスに打ち込み、1年生からレギュラーと同じメニューで鍛えた杉村少年の実力はグングン伸びた。道内大会は、1年、2年ともダブルスで優勝を果たす。

■“テングの鼻”へし折られる

 そして、高校3年の初夏。大会史上初のダブルス3連覇がかかった大会を迎える。杉村チームは順調に勝ち進み、決勝へコマを進めた。

「相手は、高校の同級生チームです。『俺はコート整備なんかしない』と息巻いていたころ、黙々とコート整備をしていたね。その彼らに、コロッと負けた。なんで負けんの? 一瞬、頭が真っ白になった。ま、油断もあったし慢心もあったんでしょうね。翌日、その彼が大会結果が載ったスポーツ紙を持ってきて『どうだ、太蔵』って差し出した。記事の彼のコメントを見て固まりましたよ。確か……『アイツは1年のときからレギュラーで、ボクはコート整備からスタートした。大変悔しい思いをした。でも今日勝てて本当にうれしい』と、そんな感じ。悔しかった~。このヤロ~、ですよ。そいつはアダチっていうんですがね。高校卒業後もずっと付き合ってる数少ない大親友のひとりです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方