弟にも水あけられた…“山口百恵の長男”三浦祐太朗の正念場
「母からのメールは喜んでいるふうの絵文字でした」
こう話したのは、三浦友和(62)と山口百恵(55)の長男で、歌手の三浦祐太朗(29)。阿木燿子(68)プロデュース、宇崎竜童(67)が音楽監修する舞踊劇「FLAMENCO 曽根崎心中」(4月2~6日、新国立劇場)で、主役・徳兵衛の歌を担当。初のフラメンコにして、「全体の歌詞パートの3割を担う」(関係者)大役に抜擢されたのだ。
20日に開かれた公開稽古。囲み取材では宇崎の横に立ち、ややキンチョーした面持ちだったが、阿木・宇崎夫妻と山口百恵といえば、ヒット曲を連発した盟友関係。祐太朗の起用には「親の七光」という声も聞こえてくるが、宇崎は、「CDを聴いていい声だなと思ったら、たまたま百恵さんの息子だった。百恵さんと同じ情念の世界を感じた。血筋なんでしょう」とベタ褒め。百恵さんも冒頭のメールのような母の顔をのぞかせた。
■母親を引っ張り出すくらいの覚悟はあるか
08年に成城大学の同級生と組んでデビューしたバンドは活動休止。その後の芸能活動といえば、一昨年、800人超の応募者の中からオーディションで勝ち取った松山千春の自叙伝舞台の主演が話題になったくらい。俳優として活躍する弟・三浦貴大(28)にも大きく水をあけられてしまった。「松山千春に続いて、また“ママブランド”を使っちゃったわけですね」と苦笑いするのは、芸能評論家の肥留間正明氏だ。