業界は冷ややか…安室奈美恵“エイベックス移籍”の全舞台裏
昨年8月、所属事務所「ライジングプロ・ホールディングス」からの独立騒動が明るみになった歌手の安室奈美恵(37)。騒動はこじれにこじれ泥沼化していたが、エイベックスへの移籍で問題が決着した。
エイベックスの発表によると、今月14日付で安室とライジングの専属契約は終了。15日からマネジメント業務窓口を、エイベックス内に2年前に新設されたレーベル「ディメンション・ポイント」で行うことになったという。同社は「これに伴い、音楽制作・宣伝、ライブ活動、マネジメント業務とすべての活動拠点を一元化し、さらなる音楽活動の向上に努めてまいります」と説明。外野からすると一見、“円満解決”のように思われるが、安室としてもエイベックスとしても、苦肉の策だったようだ。
「エイベックス内には数多くのレーベルがあるが、マネジメントの窓口は一つ。浜崎あゆみ、倖田來未らのアーティスト、沢尻エリカ、高岡早紀、中村獅童、小雪らの役者陣、大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ有らはいずれも同じマネジメント専門の子会社に所属している。ところが、安室だけはレーベルが窓口という前例のない形態。こうなったのも、絶対に他の事務所への移籍を認めないライジング側と、コンサートとグッズ収入も含めて莫大な利益を上げる安室が仕事もできず“飼い殺し”状態のままでは困るエイベックスとの間で落としどころを探った結果。安室が今後もアーティスト活動を続けるには音楽レーベルに“所属先”を移すというイレギュラーな形しかなかった」(レコード会社関係者)