がんと闘い…ザ・ワイルドワンズ 加瀬邦彦さん「自殺」の謎
しかし、「明るく気丈にステージに立っていましたが、後半生は病気との闘いでした。94年には食道がんを患い、9時間の大手術。この時は術後2カ月で奇跡的に復帰しましたが、昨年、今度は咽頭がんを患い、大きく体調を崩した。最後は酸素吸入器が手放せない状況で、自宅療養していました」(音楽関係者)。
ワイルドワンズはメンバー4人全員ががんに罹患。加瀬さんは食道がん、鳥塚しげき(68)は胃がん、植田芳暁(67)は大腸がん、島英二(67)は胃がんだったが、全員克服。
冗談交じりに「ワイルドガンズ」と名乗ることもあった。生涯で作曲した曲は700曲以上。体調が優れず、精神的に不安定になっていたというが、何が加瀬さんに自死を選ばせたのか――。