6畳一間に家族7人… 歌手・中村美津子が語る“壮絶”幼少期

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 それから家族はバラバラ。姉は中学出てから住み込みで働いて、弟と妹たちは京都の父方のオバの家に預けられました。ところが、私は近所の河内音頭がすごい好きなお金持ちのオッチャンとこに預けてもらって、エエ生活させてもらったんです。歌手にしたろと思てたんじゃないですか。鉄筋の3階建ての豪邸でね。自分の部屋もらって、いいお洋服着せてもらって、歌のレッスン、高校も行かせてもらって。ラッキーだったと思います。

 歌が歌えたおかげで、きょうだいのなかでも恵まれてました。だから、きょうだいでゴハン行ったら、もちろん私がおごる。20年ぐらい前、奈良の「四季亭」って高級料理旅館に行ったときは、1人300万円ずつ分けてあげました。申し訳ない気持ちと感謝の気持ちを込めて。そりゃ喜んでくれました。みんなめちゃめちゃ仲がいいんですよ。

◇なかむら・みつこ 1950年7月、東大阪市生まれ。子供の頃から歌のうまい“天才少女”と評判で、86年「恋の肥後つばき」でメジャーデビュー。89年にリリースした「河内おとこ節」で92年NHK紅白歌合戦に初出場。

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