大学4年でグラドルに 吉木りさが語る「デビュー秘話」
今でこそ雑誌で人気絶頂グラドルの吉木りさ(26)だが、実は遅咲き。演歌歌手デビュー、バイトかけ持ちと苦労三昧だった。
子供のころは千葉の団地っ子でした。高1で事務所にモデルとしてスカウトされたけど、私は歌手か女優業をやりたくて。でも女優のオーディションを100回受けても全部落ちてた。「向いてないのかな……」と落ち込みながら高校の3年間はサイゼリヤ、ピーコック、セブン─イレブンとかでバイトしてました。
大学に入って1人暮らしを始めてからはバイトはかけ持ち。親は学費を出してくれたけど、家賃と生活費を自分で稼がなきゃいけなくて。しかも女優のお仕事は相変わらず全然入らないので、大学のみんながサークルを楽しんでるのに、私だけ、いなげやのレジ打ちやバイトばかり。ラーメン屋やホルモン焼き屋でウエートレスもしてた。オーディションで突然休むからバイトを転々としてたんです。若手芸人さんみたいですね(笑い)。
唯一、ホルモン焼き屋さんが休みの融通を利かせてくれた。店長が私を応援してくれたんです。30代で見た目は熊みたいな人なんですけどやさしかった。賄いにホルモン鍋を1人に1人前出してくれて、すごく豪華。私、貧乏なのに5キロも太っちゃって。「ダイエットしなきゃいけないんです」と店長に言ったら、翌日から湯豆腐にしてくれた。