お酒はTPOが大事…洞口依子さんが語る“嗜み”へのこだわり

公開日: 更新日:

 サングリアは、カジュアルなカフェテラスで飲んだのが格別においしかった。スペインの強烈な日差しを浴びて育ったオレンジやレモンが無造作にカットされてガラスピッチャーに浮かび、キリキリに冷やしてありますから、これまた爽やかで水分やビタミン補給にもってこいなんです。

 グラスに付いた水滴が涼しげで、中世から続くイビザの街並みを眺めながらゆったりとくつろいでると、さすがに老若男女を問わず人気のあるリゾートだなって、改めて感じました。

■飲めなくなっても酒場には行きたい

 フォーマルなカクテルの楽しみ方も……。女性ひとりでも安心してお酒が楽しめる老舗ホテルなどのオーセンティックなバーがオススメ。

 帝国ホテルの「ランデブーバー」、ホテルオークラ東京の「オーキッドバー」、横浜だとマッカーサー元帥ゆかりのホテルニューグランド「シーガーディアンⅡ」は間違いがないですね。

 私が20代の頃、「シーガーディアン」の時代に元帥に応対したベテランバーテンダーさんがいらっしゃって、元帥が好んで飲まれたというギブソンを当時のままのレシピでいただいたことがありました。バーの重厚な雰囲気と相まって、それまでに味わったことのない香りとドライな口当たりに、しばし時の経つのを忘れたものです。

 私はお酒が飲めなくなっても酒場へは行くと思うんです。それは「誰と時間を共有するか」がポイントになるのでしょうけど、お酒抜きでも行きたくなる酒場、一緒にいて楽しめる人に出会うために今、お酒を楽しんでる気がしますね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???