お笑いコンビ「ちゃらんぽらん」の大西浩仁さんは画家に転身
「ここはボクの実家で、昔は『塚口温泉』って銭湯をやってました。それが20年前の阪神大震災で半壊。水回りがアカンようになり、半年後に廃業してテナントビルにしたんです。太陽美術館でボクの作品を展示し、4階がサロン兼アトリエ兼住居になってます」
なるほど、1階には太陽をモチーフにした大小の作品がズラリ。
「なぜ太陽かといえば、古事記に登場する天地開闢の神・天之御中主神をイメージしてるからなんですわ。ボクの考えでは今ある地球の生命の源が太陽でして、太陽を描くことによって宇宙の創造主・天之御中主神とともに全世界の平和を祈ってます」
■岡本太郎やピカソを超えるのが目標
わかったような、わかんないような……。それにしても、大西さん、いつから画家を目指したのだろう。
「7歳の時、京都近代美術館であったミロ展を見て、子供心にえらく感動しましてな。将来は絶対に画家になるって誓い、それからはヒマさえあれば絵を描いてました。大学は京都精華大学美術(現・芸術)学部造形学科洋画コースを“ちゃらんぽらん”やなく、マジメに卒業してます、ハイ」