大泉洋、藤本隆宏…NHK「真田丸」朝ドラ俳優“大量投入”の勝算
「史上最低視聴率の大河ドラマ」になりそうな「花燃ゆ」の汚名を返上すべく、来年の「真田丸」については、NHKがある“秘策”で臨んでいることが分かった。大河とは対照的に好調だった「あまちゃん」以降の朝ドラの俳優を続々投入しているのだ。
「『真田丸』は早々に堺雅人の主役起用が発表されて以降、桂文枝や竹内結子、山本耕史など主要キャストがさみだれ式に報じられるので、なかなか気づきませんが、実は朝ドラ俳優が軒並み投入されているんです。ザッと見渡しただけでも、『マッサン』の温水洋一、『花子とアン』の藤本隆宏、『まれ』の大泉洋、草笛光子、小日向文世、現在の『あさが来た』と『ごちそうさん』に出ていた近藤正臣、さらに木村佳乃も『あさが来た』組です。朝ドラで茶の間の人気者になった俳優を大量投入することで、視聴率の底上げを狙う作戦でしょう」(テレビ誌記者)
同じNHKの制作だけに近年は似たような起用法が続いているのかと思ったら、どうやらそうでもないらしい。
「『あまちゃん』が放送された13年以降、大河ドラマは『八重の桜』と『軍師官兵衛』、現在の『花燃ゆ』と3本放送されていますが、『八重――』と『軍師――』には両方掛け持ち俳優は見当たりません。せいぜい『花燃ゆ』に『ごちそうさん』の東出昌大と『まれ』の星田英利が出ている程度なのです」(制作関係者)
よほど「花燃ゆ」の低迷が痛かったのか、「半沢直樹」で人気ナンバーワン俳優になった堺雅人に恥をかかせるわけにはいかなくなったのか、とにかくNHKは「真田丸」になりふり構わぬ姿勢で臨むようだ。