故・今井雅之さん実姉が語る 壮絶闘病生活と不屈の役者魂

公開日: 更新日:

 そこで順天堂大学病院に転院。しかし、今井の頭は治療よりも舞台「THE WINDS OF GOD」のことでいっぱいだった。降板を表明した4月の記者会見以降も稽古場に通い続け、陽子さんや今井の妻・協子さんが病院へ見舞いに行ってもベッドは常にもぬけの殻。歩くこともままならず車椅子移動だったが、病院へ戻ってくるのはいつも22時ごろだったという。

「協子ちゃんは芝居一筋の弟を献身的に内助の功で支えてくれました。あれだけ好き勝手やっていればいつ離婚してもおかしくないと思って見ていました。彼女のことを思うなら、何か残してあげた方がいいのでは……と思うこともありましたけど、弟は全部舞台につぎ込んでしまう。借金はあっても遺産はないんじゃないか……とさえ思ってしまいます。それでも付いてきてくれたのは協子ちゃんは弟の一番のファンだったからに他ならないと思います。でも、協子ちゃんはキレイな方だから、この前の法事で会ったとき、『いつまでも今井の姓を引きずる必要はないのよ。ステキな人がいたら第二の人生もあるから』と言いました。『そんなこと考えられません』と言ってくれましたけどね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ