低迷期の森脇健児を走らせた 師匠・西川のりおの「金言」
スポーツ系お笑いタレント、ラジオパーソナリティーとして活躍中の森脇健児さん(49)。1990年代はゴールデンタイムのレギュラーを数多く抱える売れっ子だったが、東京での仕事がパタッとなくなった時期があった。そんな時に大きな励みになったのが、西川のりおさん(65)の存在だった。
■芸能界で走る力を与えてくれた
「走るのも芸のうちやぞ」
2003年4月に放送された「オールスター感謝祭」(TBS系)の人気コーナー「赤坂5丁目ミニマラソン」で初出場初優勝をした直後、こう言ってくれたのが西川のりお師匠でした。
東京から関西にUターンして4年目。KBS京都ラジオさんのレギュラーのほかは、数えるほどしか仕事がない時で、芸能活動の低迷期だったんです。師匠に声をかけられてうれしかったのはもちろんですが、「そうか、もっと走ることに専念してオンリーワンになればいいんだ。もう一回、やり直せる」、こう確信しましたね。
大阪にいた高校2年の時に「第1回松竹芸能タレントオーディション」に合格して、84年3月にお笑いタレントでデビューしました。それからは自分で言うのも何ですが、トントン拍子に仕事が入り、23歳の時に東京進出を果たしたんです。