低迷期の森脇健児を走らせた 師匠・西川のりおの「金言」
■全国のマラソン大会でゲストランナーとして走る
師匠との出会いは85年10月。「MBSヤングタウン」というラジオ番組の土曜日のレギュラーになった際、日曜担当だった師匠に挨拶に行ったのが最初です。
その時の僕の体育会系の挨拶を気に入ってくれたらしく、吉本興業の師匠とは事務所が違うのに、陰に日なたに目をかけ気遣ってくれてました。ですから僕の山も谷も、ドン底までよーくご存じです。
03年に優勝して以降、「赤坂5丁目ミニマラソン」では常連ランナーになりましたし、“ランナータレント”として全国各地のマラソン大会にゲストランナーとして呼ばれることがだんだん増えて、今では年間20カ所以上で走っています。
2年前に大ヒットしたテレビドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」のイツワ電器野球部・村野三郎役もたまたま「赤坂5丁目ミニマラソン」で走ってる姿をご覧になった監督が鶴の一声で決めてくれたんです。
のりお師匠の「芸のうちやぞ」という言葉が背中を押してくれて、芸能活動の励みになっただけでなく、「ランナー・森脇」をつくってくれた。感謝してもしきれませんね。