幸せ絶頂の林家三平 不倫報道の橋之助にツマらないエール

公開日: 更新日:

 戯作者の松崎菊也氏はこう言う。

「娯楽に乏しかった江戸時代の古典落語は、寄席に来た観衆に世の中に起こっている出来事を面白おかしく話したり、飲む打つ買うを題材としたフィクションを披露して楽しんでもらうものでした。それから時が経ち、現代社会は娯楽ツールの多様化が叫ばれるだけでなく、博打は犯罪、過度な女道楽は非難され、“王道”がネタにならない。まあ、時代といったらそれまでですが、いっそのこと三平には女遊びに代わり、それこそ今の時代を象徴する良き夫、良きパパ、家庭の幸せを肥やしに芸を極めていただきたい。ただ、私個人としてはそれだけではつまらないので、願わくば、疾風怒濤のごとく生きた先代の寄席を見習い、何かひとつでも突き抜けて欲しいところですが」

 イベント終了時、三平はノリノリでこんななぞかけも披露した。「お兄さんの今回の事件にかけまして、港区の慶応と解く。その心は三田を大事にしてください」

 人間性はともかく、落語家としては非常にツマらない男である。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ