キムタクと中居も正念場…元SMAP「残留組」の遺恨と受難

ジャニーズ事務所との契約満了が迫っている（Ｃ）日刊ゲンダイ

　重責を胸に抱えた木村から現場で笑みがこぼれることはなかったそうだ。

■口を封じられた中居

　司会者として、いくつもレギュラーを抱え順風満帆の中居はフジテレビ系「ＦＮＳ２７時間テレビ」で恒例だった生トークコーナー「さんま・中居の今夜も眠れない」が打ち切りとなった。明石家さんまはラジオでその理由についてこうコメントした。

「『さんま・中居』だけは、やりたいって言ったんですけども、今はジャニーズ事務所側も『今はちょっと中居を生放送でさんまさんと絡ますのは』ってことで、ペケになったんです」

　放送日の９月９日は稲垣ら独立組が事務所を去る日。そのため、ジャニーズが中居の口を封じたということなのか。「中居も世間に対しての正直なコメントも言いたいやろうし」などと、さんまは中居の胸中をおもんぱかり、ジャニーズの決定への疑問を含ませた。

「中居がジャニーズ残留を決めた理由として、独立組の３人が干されないよう、自分がとどまって防波堤になり、いろいろ内部で調整しようという決意があるという見方があります。ゆくゆくは自分も独立し、３人とも合流していく方策を探っているとも。そうした思惑を見透かしたジャニーズが、中居の首根っこをつかみにかかっている可能性はある。双方とも独立騒動での遺恨を残し、せめぎ合いが続いているのかも」（ジャニーズ担当記者）

　去るも地獄、残るも地獄の様相である。