「渡鬼」子役の宇野なおみ TOEIC910点&通訳としても活躍
ちょっとやそっと英語が話せるというレベルではない。英語能力テスト「TOEIC」のスコアは990点満点中、何と910点!ほぼネーティブレベルだ。
大学卒業後、カナダのバンクーバーに留学したのが初海外というから凄い。
「発音は、高校生の時に出場した英語スピーチコンテストの練習で鍛えられました。通訳は事前準備も重要な仕事なので、現地の情報や用語の下調べは時間をかけてやっていました」
観光ツアーでは神社やお寺を訪れ、その地の歴史や成り立ちを説明することも求められる。
「茶道をやっていて私自身も日本文化が大好きなんですが、馴染みのない海外の方に神道と仏教の違いや“禅”の意味なんかを理解してもらうのって、本当に難しいんです。特に『山岳信仰』の説明には苦労しました(笑い)」
うーん、それは日本語でも難しそうだ。
■「セリフが延びていることに気付かなかった」
さて、宇野さんは7歳だった1996年、先に芸能活動をしていた姉に影響されて子役デビュー。舞台「おしん」で橋田氏に見込まれ、9歳で「渡る世間は鬼ばかり」に初登場した。長セリフをNGも出さず完璧に演じ“天才子役”と呼ばれたが、本人は「しょっちゅう叱られてました。そんなふうに言われていたことは全然知らなかったです」と振り返る。