元いいとも青年隊の岸田健作 演出家の道と“タモリの教え”

公開日: 更新日:

「必要のない人間っていないと思うんです。立場が上とか下とかではなくて、みんながいるから自分の仕事も成り立つ。かかわる現場のすべての人に敬意を払うべきだと考えてます」

 この生き方を教えてくれたのがタモリだった。

「いいとも青年隊に選ばれた当時はまだ高校生で、学校帰りに学ランを着てタモリさんの楽屋へ挨拶しに行ったんです。『今度、いいとも青年隊として……』って挨拶したら、タモリさんはソファからわざわざ立ち上がって、ボクより深く頭を下げて『よろしくお願いします』って言ってくれたんです。ガングロでドレッドヘアのボクにですよ。すごく印象的に覚えてます。上の立場になっても周りへの敬意を忘れないのは、今でもタモリさんの教えが身に染みている部分がありますね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド