みなおか終了は当然の流れ とんねるずの笑いは時代遅れか
■時代に合わない芸風
だから、ダウンタウンとの共演話に盛り上がっているというのだが……。「みなおか」制作現場を知る芸能プロ関係者はこう言う。
「最近の若手スタッフは、当然ですがとんねるずの全盛期を知るわけもなく、石橋さんを『面倒な高飛車おじさん』呼ばわりするのを聞いたことがある。石橋さんは、かつてスタッフを引き連れて豪遊したものですが、こうした若手にしてみれば、仕事が終わった後に群れるのは嫌だし、番組経費を無駄な飲食代に使うということ自体、厳しくなっていてできない。そんな若手が決裁権を握るようになれば、打ち切りは当然の流れ。石橋さんがイジっていた名物プロデューサーも年を取ったし、そうでなくても、やんちゃ坊主の石橋さんが誰かをコケにしたり、バカにしてお遊びをする芸風を面白がる時代じゃないというのに、当事者だけが分かっていない印象でしたね」
だからこそ、とんねるずは嫌いな芸人ランキングで上位になったり、番組終了を番組内で発表した今月7日の放送も、平均視聴率5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と振るわなかったのだろう。「みなおか」が、とんねるずにとって唯一のレギュラーだったというのも、落日を感じさせてしまう。全盛期を引きずり、時代の変化についていけないテレビマンたち。これはバブル期採用の中高年サラリーマンにとっても明日は我が身か。