みなおか終了は当然の流れ とんねるずの笑いは時代遅れか
ダウンタウンの松本人志(54)が「呼んでくれたらいつでも行く」と発言したことで、テレビ関係者が色めき立っている。
フジテレビ系「ワイドナショー」でのことで、「行く」と言っているのは、来年3月で終了する同局「とんねるずのみなさんのおかげでした」へのゲスト出演のこと。ダウンタウンととんねるずには不仲説があったが、松本はこれを否定。そこで「大物コンビの夢の共演実現か」と盛り上がっているのだ。バラエティーを中心に活動する、ある放送作家は言う。
「コンプライアンス重視やら制作費のカットやらで、『とがった番組ができなくなっている』というのが松本の持論。お笑いコンビの冠番組で、とがった番組をやってきた仲間として、とんねるずを称え、そうした番組の価値を訴えたいのでは」
数千万円もの制作費をかけてバカをやり、とんねるずのように「番組1本1000万円」ともいわれる高額ギャラをテレビ局が払う価値が今もバラエティーにあるというのであれば、とんだ時代錯誤だが、この放送作家はこう続ける。
「なんだかんだ言って、フジテレビに限らず、いまのテレビ局の中心である50代以上は、テレビ局といえばフジテレビで民放の王様という思いがある。『夕やけニャンニャン』を見て、ときめいていた世代ですから、彼らにとって、とんねるずは恩人であり、今も神様のようなもの。『みなおか』終了は時代の趨勢で仕方ないにしても、松本と同じように、どこか悔しい、寂しいという思いでいるんです」