放送306回の「相棒」は 「はぐれ刑事」の大記録を超えるか
テレビ朝日系「相棒」のシーズン16が先週最終回を迎え、亡くなった大杉漣さんの代役に立った杉本哲太の好演も話題になり、16.6%の高視聴率で締めくくった。
キムタクだ、広瀬すずだと今クールは話題も多かったが、300回記念スペシャルを織り込んだ「相棒」が平均15.2%で、結局は強さを見せつけた格好だ。これで306話。2000年に誕生して18年になるオバケドラマは果たしていつまで続くのか。
幅広い年代に受け入れられる水谷豊(65)の功績が大きく、水谷が元気で人気・体力ともに衰えなければテレ朝としてはずっとやってほしいだろう。「太陽にほえろ!」のように若い俳優が主役を代わるスタイルではなく、ひとりの刑事が主役で続いたドラマといえば、同局の「はぐれ刑事純情派」がある。
「はぐれ刑事」はスペシャルを含め、なんと全444話! 放送期間は88年から09年までだが、レギュラー放送は05年までの18年間。これは現在の「相棒」と同年数。当時は2クール放送で24~27話と今より多めだったこともあり、放送回数で差がついている。