著者のコラム一覧
吉川圭三映像プロデューサー

1957年、東京都生まれ。82年日本テレビ入局。「世界まる見え!テレビ特捜部」「恋のから騒ぎ」「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」などを手掛ける。現在、ドワンゴのエグゼクティブプロデューサー、早稲田大学表現工学科講師を務める。著書に「たけし、さんま、所の『すごい』仕事現場」(小学館)、「全力でアナウンサーしています。」(文藝春秋)がある。

全く境遇の違うビル・ゲイツとスティーブ・ジョブズ<前編>

公開日: 更新日:

 ところがIBMがパソコンに進出する時、ビル・ゲイツがMS―DOSを開発。IBMとの契約過程でゲイツは開発費を安く抑える代わりに他のあらゆるメーカーのパソコンでこのOSが利用できるという権利をIBMから引き出し、その後マイクロソフト社は巨額の使用料を得る。古川氏によるとゲイツは非常に細部にこだわる人間だったという。彼がお忍びで日本に来た時のこと。東京駅から京都に旅をする際に古川氏は会社の経費で新幹線のグリーン車の切符を購入した。それをゲイツに渡したら彼は「これは誰の経費で買ったのか?」と聞いてきた。古川氏は「会社の出張費で処理します」と答えた瞬間、ゲイツは大激怒。

「君は、そういう経費の使い方をするのか? それで許されると思っているのか?」

 と新幹線のホームで大声で怒鳴り始めたというのだ。アメリカ本社から来た側近たちも騒然とする中、古川氏は「自分が自腹で立て替えておきます」と言って、その場をおさめたのだという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末