サッカーW杯で炎上の足立梨花 ムキになって応戦し火に油
野村と足立の炎上騒動へのコメントのなかには、「芸能人だからと自由な感想を言うことすら許されないってのは……」などと気遣うものも少なくなかったが、圧倒的な非難の前に埋もれてしまった。
「価値観を押し付けるな」と上から目線で言うこと自体が、同調圧力の価値観押し付けであることに気づかないというのは、これはいただけない。多様性を訴えながら、さまざまな意見を自ら否定してそれに気がつかないのが、ネット上で声の大きな人たちによく見られる傾向であることは特筆しておいてよいだろう。
事実、ポーランド戦での日本代表に対しては、BBCをはじめいくつかの海外メディアがネガティブに報じている。そのなかには、「死んだ試合」「次のラウンドで負けて欲しい」といった、強い調子での身も蓋もない非難も含まれていた。
批判的な専門家による意見や報道の裏には、実は立脚点がある。国際サッカー連盟の「フットボール行動規範」が冒頭でうたう「全力を出さないことは相手への侮辱(略)試合終了まで勝つためにプレーする」というものだ。この勝つための全力プレーの解釈によって、賛否の立場が異なってくるわけだ。