著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

太田光は“公人”か 名誉棄損訴訟は2つの重大な問題をはらむ

公開日: 更新日:

 爆笑問題太田光(53)が、「大学に裏口入学したと虚偽の記事を掲載され名誉を傷つけられた」ということで、損害賠償と謝罪広告の掲載を求めて提訴した民事裁判で、第1回口頭弁論が開かれた。

 マスコミの報道に対してタレントが訴えを起こすという話はよく耳にするが、今回の訴えは、このまま裁判が進んでいくと、大変な問題を2つ、明らかにしてしまう可能性が高い。

 そもそもの発端は、8月に週刊新潮が報じたものだ。太田の父親が800万円を“裏口入学”のネットワークに支払い、太田が試験前にホテルにカン詰めにされて問題と解答を叩き込まれたという記事だった。日本大学の関係者の証言で構成されていたが、太田側は「事実無根であり、太田の父親はすでに他界していて確認のしようもなく、ホテルにカン詰めにされてもいない。誰がそんな話をしているのか」と主張している。週刊新潮側は「記事は真実と確信。裁判で証明する」と反論している。

 これが第1の問題。匿名の情報源からの証言をどうやって証明するのか、その手法がまず注目される。800万円の裏金にかかわった人物が、裁判証言に登場することは考えにくいからだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末