著者のコラム一覧
片岡たまき

神奈川県平塚市出身。元RCサクセション・マネジャー兼衣装係。夫は「パスカルズ」のバンドマスター、ロケット・マツ氏。著書に「あの頃、忌野清志郎と」(宝島社)。

趣味は温泉と…肝炎患ってから楽屋で熱心にお灸をしていた

公開日: 更新日:

 診療を受けた医者に「無理をせず、安静に毎日を過ごしなさい」と見放されても、決して泣き寝入りすることなく、東洋医学を勉強した。

 バンドマンをあきらめることは断じてしなかった清志郎。後年、50歳で始めた本格的なロードバイク(自転車)も、ステージにおける動きのキレやスタミナを強化する目的ということは想像にかたくない。

「新しい衣装を作るとき、採寸があります。私がオーダーメードの衣装作りに携わった04年以降、見事にサイズは変わらなかった。それより前に作ったスーツも着用してましたし。あのスリムなスタイルをずっと維持している。お腹が出ちゃったオジさん体形の清志郎なんて、ロックスターのイメージじゃない。本人の自尊心がまず許さないでしょう」

 何かに熱中し「凝る」のにも清志郎独自の線引きがあるのだろうか。

「ひらめきが一番なのでは。考え過ぎてグズグズ何かを待ってるタイプではないですね。深く研究したり、こだわりも強い。例えば自転車はフルオーダーのカーボンフレームに世界最高峰のパーツ。清志郎さんのオーダーは製作者冥利につきるでしょうね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ