指原卒業で新スター誕生は? 求められる“AKB大改革”の機運

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 アイドル研究家の北川昌弘氏は「指原さんはひとつ肩書を外しただけ」としてこう論じる。

「活動面では指原さん単独の仕事が増えていて、実質的には変わらない。肩書をひとつ外したにすぎないと思います。山本彩さんのように卒業を先延ばしにするとかえってグループ全体のダメージが大きくなるので、卒業には遅いくらいに思います。指原さんは『ラストアイドル』などアイドルプロデュースも手掛け、業界全体のテコ入れができる貴重な人材。ジャニーズだけをプロデュースする滝沢秀明さんよりもさらに広く、指原さんはハロプロなども含めた“アイドル業界全体”の取りまとめ役として重要な位置を占めるでしょう。AKBグループに関してはむしろ“本家AKBの弱体化”が根本的な問題。CDはすべて他ユニットの主力メンバーの寄せ集めで、AKBの若手メンバーは全くチャンスがない。こうした構造的な問題に対策を立てるべき時だと思います」

 指原卒業は平成最後の“AKB大改革”への機運。600人超の大所帯から新たなスターは誕生するのか。それすらも第2の秋元康とも呼ばれる指原の手腕にかかっている。

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