范冰冰は見せしめに…中国映画業界が1900億円を自主納付

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 ハリウッドでも活躍する中国人女優、范冰冰の巨額脱税問題に続き、中国の映画・テレビ業界が約117億元(約1900億円)の未納金を自主的に納付したと22日、中国国営新華社通信が報じた。

 范冰冰は昨年10月、関連企業を含め約1億4000万元(約22億4000万円)の巨額脱税で中国当局に身柄を拘束され、結局、約8億8000万元(約140億円)の追徴課税や罰金を支払うハメに。中国当局は彼女を見せしめに“18年12月末までに未納分を自主的に申告すれば罰金を免除する”と通知していたため慌てて納税したというわけである。

 中国人ジャーナリストの周来友氏がこう言う。

「トップ俳優たち17人が中国当局から呼び出され、自主的に納税に応じています。日本でも活躍しているモデルのアンジェラベイビーは2億元(約32億円)、夫で俳優の黄暁明は5億元(約80億円)を支払い、話題になっています。ある映画プロデューサーは税金を支払うためにマンションを2棟売却したとか。脱税問題以降、中国の映画業界はスポンサーが集まらず、仕事は激減、ギャラも急降下だそうです」

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