“王道”テレ朝に抵抗する フジ来期連ドラ火9&木10の吉と凶

公開日: 更新日:

 一方、フジのもう2枠“火9”“木10”は視聴率低迷が続いていて、存続を危ぶむ声もあるという。火曜の「パーフェクトワールド」、木曜の「ストロベリーナイト・サーガ」はともに平均6%台だ。

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「いまどき視聴率だけが指標ではないことは皆、分かっていますが」と、こう続ける。

「ネット上の反応を見ると、いずれのドラマも熱く支持する人がいる一方で、バッサリと切って捨てたり、揶揄するような意見が圧倒的です。賛否両論で盛り上がればいいのですが、ネガティブな意見に引きずられ、素直に楽しみたい視聴者の意欲すらそがれてしまうパターンが続いている。それが心配というか、問題ですね」

 ちなみに7月クールは、火9が韓国ドラマのリメークで三浦春馬が逃亡犯に扮する「TWO WEEKS」、木10が深田恭子主演のラブコメ「ルパンの娘」。

「どちらも視聴率の“方程式”とは違う路線ですからハンディは織り込み済みでしょう。でも、見せ方によってはネットから火がつくかな、と期待しています」と亀井徳明氏は言う。

 “目下の王道”であるテレ朝的路線に抵抗する2枠の心意気に期待したい。結果は吉と出るか、凶と出るか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」