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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

役者は存在感が命 努力しても必ず手に入るわけではない

公開日: 更新日:

 山口が演じる「なつぞら」の亜矢美も「監察医 朝顔」(フジ系)の主任教授夏目も全く同じ演技、というか、まんま山口智子だが、存在感だけは絶大。

 考えてみれば、丹波哲郎も何をやっても丹波だったし、田村正和しかり、キムタクしかり。リリーの場合、その際たるモノで、存在感頼みの雰囲気俳優だ。

 だけど、その怪しげな雰囲気やインチキくさい感じは誰もが出せるものではない。それゆえ、朝ドラに大河にと重宝されているのだろう。

■一度見たら忘れられない 薬師丸ひろ子のバーのママ役

 ちなみに「いだてん」は存在感の宝庫で、阿部サダヲにババア呼ばわりされているバーのママ役の薬師丸ひろ子も代替がきかない存在だ。

 ママ役といえば「凪のお暇」(TBS系)で異彩を放っている筋肉ムキムキママの武田真治だ。芸は身を助くではなく、筋肉は身を助く。「めちゃイケ」が終了していち早く消えると思ったが、今となっては一番の出世頭に。おネエっぷりも板についていて一度見たら忘れられない。

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