やたらと“最後”を強調…矢沢永吉の密着番組が意味するもの

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“キング・オブ・ロック”矢沢永吉も今年で70歳に。24日にNHKで放送された「ドキュメント矢沢永吉~70歳最後のレコーディング~」では9月4日発売のニューアルバム「いつか、その日が来る日まで…」のロサンゼルスでのレコーディングに密着した。

 通訳なし、マネジャーなし。

「今日、久しぶりに右側運転だからさ、これは本当に気を付けないとな」と自ら運転してスタジオに向かった。そして凄腕ミュージシャン相手に「矢沢が求める音」をつくり上げる過程をカメラが映し出した。

「今からチェック(小切手)切るのよ。矢沢ってさ、一人でずっとやってきてるんだよね。こうやって、チェックブック持ってさ」。合間にハーレーに乗って仲間とツーリング。所有するクルーザーでのインタビューも興味深かった。

「『最後のアルバムにしようと思ってる。本当に冗談抜きで。このニューアルバムは僕の人生において最後になると思うけど』とか『山口百恵さんみたいに俺もマイクをクッと置く時が来るのかなと』とやたら“最後”を強調していました。『ミュージックステーション』にも初出演し、プロモーションにも熱心。矢沢といえどもCDを出せば売れる時代ではないことをわかっているのでしょう」(音楽関係者)

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