人気番組で立て続けに発覚…TBS“やらせ”横行の深刻事情

公開日: 更新日:

 “やらせ”は日常茶飯事なのか――。

 TBSは人気紀行バラエティー「クレイジージャーニー」で不正な演出があったとして11日、同番組の放送休止を発表。8月14日に放送された同番組の2時間スペシャルと同日深夜のレギュラー放送で“やらせ”が発覚。メキシコに生息する珍しい生物を探し出し、捕獲するという企画だったが、あらかじめ用意した生物を、あたかもその場で発見したかのように演出して放送した。

「『クレイジージャーニー』はディレクターがADに暴力を振るうなどのパワハラで別部署に異動したと報じられたばかり。相次ぐ不祥事で打ち切りは免れないでしょう」(キー局関係者)

 同局では、5日にもドキュメンタリーバラエティー「消えた天才」の放送休止を発表したばかり。8月11日放送回で、当時12歳の少年がリトルリーグの全国大会で全打者三振の完全試合を達成した試合の映像を流した際に、映像を早回しすることで、実際の投球よりも2割ほど速く見えるように加工していた。

「クレイジージャーニー」は制作局制作1部、「消えた天才」はスポーツ局で制作。別々の部署で同時多発的に“やらせ”が発覚した背景にはどのような構図があるのか。ジャーナリストの小田桐誠氏がこう言う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ