ラグビーW杯で日テレが高笑い 格安放映権で“濡れ手で粟”

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「1987年に始まったラグビーW杯をNHKが中継していたが視聴率はオール1桁。日テレが国際スポーツ中継の冠を持とうと参戦したのが2007年のフランス大会。当然、深夜帯に編成されたラグビー戦は視聴率以前に赤字を垂れ流しました。さらに11年のニュージーランド大会も惨憺たる結果に終わり、赤字を垂れ流し続けたわけです」(スポーツ局関係者)

 局内でもラグビーW杯の取り扱いについて大揉めに揉めたという。

■「もう無理」が一転…

「営業サイドから『もう無理だ。支えられない』と当時、編成担当だった福田取締役らが厳しい立場に立たされたんです。そんななか一筋の光となったのが15年のイングランド大会。日本代表が南アフリカ戦で逆転勝利を演じたんです。さらに19年のW杯開催が日本に決定した」(編成関係者)

 ラグビーW杯プロジェクトを推し進めてきた福田取締役は辞表を胸にスポーツ担当プロデューサーらと共に必死になって上層部を説得したという。とはいえ日本代表チームの成績は計7回大会で1勝21敗2分。初戦から敗退する可能性も十二分にあったのだ。当然、営業局や編成サイドから猛反発があったという。

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