著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

地獄で知った極楽…若手二つ目時代に経験した青森の思い出

公開日: 更新日:

 今年は暖冬ですね。例年雪に悩まされてる地域も今年は雪かきがだいぶ楽でしょう。そんなことを言うとスキー場は大変だとか揚げ足を取る方もいらっしゃるかも知れませんが、日本海側の東北、北陸にお住まいの大部分の方は助かってるはずです。私の大好きな青森も。

 今回は私の青森愛について書かせていただきます。私が青森に行くようになったきっかけは芸人になって6年目の若手二つ目時代。建材卸商社が冬場に年1回開催する商品展示会という名目の顧客接待旅行会。三沢にある古牧温泉で3泊4日の営業仕事。大工さんをはじめとする職人たちが宴会場に300人余り、これを3日間で3回、およそ1000人を相手にする過酷な仕事でした。持ち時間は1回40分。とてつもなく長く感じた40分。

 お酒が入ってそもそも小噺すら聴いてもらえないんですが、さらにコンパニオンのお姉さんが30人ほどいるため職人たちのテンションはMAXに。お客にとっては酒池肉林、芸人にとっては阿鼻叫喚。でもそんな厳しい仕事を終えたあとに私を癒やしてくれたのは八戸にある八食センター。ホタテやホッキ貝を炭焼きで地酒と共に。その後も展示会で知り合った社長さんが仕事やゴルフコンペでちょこちょこ呼んでくれるため青森市街地や八戸ではおいしい食事をいつも楽しませてもらってます。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”