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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

米倉涼子や柴咲コウが独立 “円満”強調と個人で活動の意図

公開日: 更新日:

「円満」という言葉は離婚する際によく使われていたが、最近は事務所を退所する時にも「円満」が必ず付くようになった。この背景には退所に付き物だった事務所とタレントの間のトラブルがある。時には裁判にまで発展するケースもあり、トラブルはどちらにとってもダメージが少なからず残る。

「円満」を付けることで離婚同様、「トラブルなし」を強調する意図だと思う。それでも米倉涼子は所属していた「オスカー」内の人間関係などゴタゴタを指摘されている。米倉もダメージを受けると思われたが、「事務所創業者への義理は果たしている。男気のある女優」と独立に対して業界内では好意的な見方がされている。むしろ、女優として今後、どう方向性を見つけるかがカギとされる。

 当面の課題は「ドクターX」を続けるか否かだろう。米倉自身、「ドクター・大門未知子のイメージが定着することを悩んでいた」という問題にある。テレ朝にとってドル箱のドラマだけに、今年は続ける可能性が高いといわれているが、「その次はない」とみるのが妥当。課題は「ドクターX」の後にどんな役に挑むか。映画関係者は、「当たり役は続けば続くほど次の役の選び方が難しくなる。自身の判断だけでなく信頼できる人のアドバイスも必要」という。

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