著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

コロナ後の芸人はしゃべりで勝負を 深夜番組を見て考えた

公開日: 更新日:

 新型コロナの影響でバラエティー番組の様相も一変。タレントのリモート出演もすっかり見慣れた光景になった。

 先週はあの「笑点」までがリモートに……。笑点メンバーは自宅からリモート出演し、司会の春風亭昇太はポツンと1人だけスタジオ。6台のテレビ画面に話しかける姿はシュールで近未来の「笑点」(!?)という感じ。

 24日は初の「リモート大喜利」をやるというので今から楽しみ。御年82歳の林家木久扇はリモートの方が安心。お気の毒なのは座布団運びの山田隆夫で「不要不急」呼ばわりされて、この日はお休み。果たして山田くんに失業手当は出るのか。

■ひな壇やワイプがテレビをダメにした

 それはともかく、コロナのおかげ(?)でバラエティーからひな壇が消えたのはよかった。かねてテレビをダメにした原因のひとつには、ひな壇やワイプがあると睨んでいたが、それが一掃されてスッキリした。

 よくよく考えるとワイプもリモートも似たようなもので早速、「リモート芸人」などという言葉も出てきて、転んでもタダでは起きない芸人のたくましさを感じる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情