「麒麟がくる」「エール」中断 見どころと再開時期を解説
NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」は6月7日、連続テレビ小説「エール」は6月27日で放送を中断するが、「大河はあと数話、朝ドラも2週間程度のストックはあるようです。ただ、ストーリー的に切りのいいところでストップするという判断だといいます」(テレビ番組構成作家)。
では、とりあえず話はどこまで展開するのか。「麒麟がくる」は桶狭間の戦いまでが描かれる。このとき明智光秀がどこで何をしていたのか、史実は不明なのだが、31日の放送では、駿河の今川義元に攻め込まれて尾張の織田信長は大ピンチ、光秀は信長の正室になった幼なじみの帰蝶に会おうと駆けつける。
そして翌週が、今でいうところのゲリラ豪雨の中で、信長の今川本陣奇襲というスペクタクルだ。
光秀は戦に参加していないが、かつての主君・斎藤道三から言われた「信長から目を離すな」という言葉をあらためて思い起こすというところで、休止に入る。
一方、朝ドラの「エール」は、主人公の古山裕一がコロンブスレコードと契約して2年になるものの、歌謡曲の作曲は相変わらず苦手で、最後のチャンスと渡された「船頭可愛や」も売れなかった。ところが、国際的なオペラ歌手・双浦環が再レコーディングすると、これが大ヒット。それをキッカケに、ご当地ソングや大阪タイガースの球団歌(六甲おろし)などを手掛け、ようやく安定した作曲家生活が送れるようになる。