野口五郎に先見の明 動画配信でミュージシャンの救世主に
きっかけは駅前や路上で歌を歌い、CDを手売りしている若者たちの姿を見て「音楽に集中できる環境をつくってあげたい」と思ったこと。そして動いた結果、日本でいち早くダウンロードサービス市場に目をつけたミュージシャンとなったのである。
1970年代の歌謡曲黄金時代、抜群の歌唱力でヒット曲を連発したが、長い音楽生活の中では挫折を味わったこともあったとインタビューで語っている野口。キャリアを振り返ることを嫌うが、このサービスについては「さまざまな形で音楽を提供できたことはよかった」とし、大いに満足しているようだ。