乃木坂46×小室哲哉「Route 246」に賛否 秋元康が描く戦略
■イメージが釣り合わない
このギャップは何なのか。プロアイドルヲタクでライターのブレーメン大島氏がこう語る。
「TKサウンドを知らない世代が、今回の楽曲を『斬新』と思うのはある意味自然だと思います。否定的な意見が出るのは清楚でクリーンな乃木坂46と小室さんのイメージが結びつかないからでしょう。小室さんは08年に音楽著作権の譲渡をめぐる詐欺容疑で逮捕され、18年の引退宣言のきっかけとなったのは看護師との不倫疑惑報道の釈明会見でした。乃木坂46が汚されるとまでは言いませんが、不釣り合いな印象は否めず、『できればコラボは避けて欲しかった』と思っている男性ファンも少なくないと思います。恐らく今回の新曲の作詞を手掛けた総合プロデューサーの秋元康さんは、激しい賛否が巻き起こることを見越して小室さんに作曲・編曲を依頼したのだと思います。いつものことですが、したたかな戦略性を感じます」
歌詞にたくさん「wow」が出てくる今回の新曲。過去の人になりかけていた小室を担ぎ出した秋元の狙いはどこまで当たるか。