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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

ユーチューバー「成功する人」「失敗する人」総まとめ

公開日: 更新日:

YouTubeとテレビの関係はカラオケに似ている

 ユーチューバーになるタレントがいれば、タレントになるユーチューバーもいる。ところが、人気ユーチューバーがテレビに出ても成功したためしがない。ヒカキンもさんまの番組に数回出ていたが、いわゆる爪痕を残せず、最近ではめっきり見なくなった。はじめしゃちょーしかり。唯一成功しているのはフワちゃんくらいか。

 ただ、フワちゃんもテレビで忙しく、「フワちゃんTV」は4カ月前にアップして以来、新作がない。辛うじてサブチャンの「フワちゃんFLIX」に動画を上げているが、どれも10分前後の短いものばかり。テレビが忙しくて動画を上げるのもままならないのは本末転倒な気もするが……。10月からフワちゃんはTBS系朝の情報番組「グッとラック!」の金曜コメンテーターになる。テレビ仕様にスポイルされたフワちゃんなど見たくないけど。

 ユーチューブとテレビの関係はカラオケに似ている。カラオケブームで素人が歌う時代になってもプロの歌手は消えなかった。しょせん、素人は素人、プロにかなわない。仮にテレビがユーチューブに食われるとすればプロの仕事をしていないからではと思う。

 タレントがユーチューブに流れ、テレビよりユーチューブが見られるのはテレビに魅力がないから。演者も作り手もプロを極めるべし。

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