大人気になったコント・レオナルド 年収40万→4000万円に

公開日: 更新日:

「暮れに正月番組の収録でテレビ局を掛け持ちして、これでいい正月が迎えられるなと喜んでると、新年早々に倒れる。『笑点』の出演が決まってたのがパーですよ。地方の営業もキャンセル。またかよ、とガックリする。そんなことが何度もあってね」

 熊との間に亀裂が生じたのは、あるオフの日の出来事だった。

「家にいたら、コントの大先輩、ラッキーセブンのポール牧さんから電話があった。『今、九州でお笑い大会に出てるんだけど、熊が女の弟子を相方にしてコントやってるぞ』と言う。金に汚い熊ならやりかねない。弟子で、たぶん愛人の女ならギャラをやらなくてすむからね。この一件にはマネジャーが絡んでて、2人でギャラを分けてたんだ。許せんでしょ。熊を責めると、土下座して謝る。『サブちゃん、すまない。もう二度としない』と涙ながらに誓うんだけど、またやるんだ」

 1986年正月、家でテレビを見ていた三郎はわが目を疑った。演芸番組で、熊が弟子のはらみつお(後の東京バッテリー工場)を相方にしてコントをやっていたのだ。

「熊の野郎、タダじゃおかねえとブチ切れました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」