後藤拓実に奇妙なおかしみ 芸風と私生活のギャップが生む
「前に住んでた家が8階だったんですけど、18階からそこが見えるんですよ。そういう遊び方してます」(テレビ朝日「ロンドンハーツ」21年1月12日)と上昇志向を隠さない。
後藤は、友人が「芸能人になって大好きなSCANDALのTOMOMIちゃんに会ったほうがいい」とワタナベコメディスクールに彼の名前で応募し、そのまま入学するという「ジャニーズの入り方」(ナターシャ「お笑いナタリー」19年12月26日)で、お笑い界に入った。
最初は養成所で出会った都築拓紀と、もうひとり別の人とトリオを組んだが、程なく解散。今度は石橋遼大とコンビを組むが、これもうまくいかなかった。再び後藤は都築とコンビを組むが、トリオのネタしかなかったため、石橋を入れて四千頭身が誕生した。
ボソボソとローテンションのまま、後藤がツッコんでいくのが特徴。「初めてみたとき衝撃でした。なにこのコと思って。まだ若いよね。子役からやってたのかなっていう」(「アメトーーク!」19年9月26日)と博多大吉も絶賛する。まさに「子役からやってきた」と思えるほど、どんなに大きな番組に出てもテンションを変えず自然体だ。